インドネシア地震
インドネシア
2018 / 08 / 07 ~
2年が経った今もなお地震の跡が
残っています。
画像は毎日新聞から
2018年7月末から8月頭にかけて、インドネシアのロンボク島でマグニチュード6.4と6.9の地震が発生し、40万人以上が被害を受けた。発災から時間がたつにつれ復興が進む地域も多いなかで、いまだに地震の傷跡が深い場所も残っている。
サジャンという村では、地震で給水パイプが破損し、村へ水が届かなくなってしまった。この村は地下に帯水層がなく井戸を掘っても水が出ないため、今までは山から険しいルートでパイプを引いていたが、それも地震による土砂崩れで埋まってしまい、水を得る手段がなくなってしまったのだ。給水車による給水活動は今まで行ってきたことがあるが、持続性がなく、根本的な解決にはならない。村への給水網自体を整備することが復興にかなり近づくのだ。地震前から使っていた山からのパイプを修復するのはとても難しく危険であるため、サジェン村よりも標高の高い別の村に深井戸を掘り、そこからサジャン村までパイプを10km近く通し、さらにコンクリート製の水タンクも設置するという大規模な計画が予定されている。2019年の4月にまず水タンクの工事を開始し、5月からは深井戸の建設も始まる。(「Yahoo!基金」より)
地震発生直後に中部スラウェシ州と西スラウェシ州沿岸に津波警報が発表され、その後パルで2m程度の津波が発生していたことが確認された。インドネシア国家災害対策庁の報道官は今回の地震による津波が最大で11.3mの高さに達していたと発表し、津波は海岸線から約468mの内陸部まで達した。この地震の発震機構は左横ずれ断層型であり、ふつうは大きな津波を発生させないが、今回は、沿岸や海底で複数の地すべりが発生したことによって津波が発生した可能性が高いとされている。
また、パル市サウスパルのペトボ地区など3地域で、液状化現象による大規模な泥流が発生した。これによる被害地域は計5平方キロ以上で、いずれも傾きが1度程度のなだらかな斜面であり、場所によっては1キロ以上も地面が水平に移動、幅1キロ、長さ3キロにわたって流動した。
2018 / 08 / 07 ~
地震だけでなく、津波や液状化現象も
画像は毎日新聞から